資金は余裕をもって

資金調達は多めに、余裕をもって!

医療機関の場合、人件費、家賃、リース料などの固定費が多くかかるので、開業後6ケ月くらいで軌道にのせ、資金繰りが回るように努力することが一番大切です。

開業後6ケ月で軌道に乗らないとストレスもたまります。
遅くても1年で軌道に乗せなければいけません。

運転資金は、

  • レセプト請求の金額が約2ケ月後に入金されること
  • 立ち上がり患者さんがどのくらい来るか分からないこと

このような理由から、診療科目にもよりますが、予想月額経費+生活費の3~6ケ月分ぐらい用意したいところです。

初期投資が大きくなりがちな整形外科などは6ヶ月ぐらい見たほうがよいでしょう。

とにかく、医院開業を余裕のある資金調達でスタートすることが肝心です。

余裕ある資金調達とは、自己資金の全部を開業資金に投入し、金融機関からの調達をできるだけ少なくすることがベストだと単純に捉えてはいけません。

患者さんの数を開業前に的確に予想することはできません。
予想したように患者さんが来てくれないといったことも十分に有り得ます

開業後、起こりえるリスクに備えて、自己資金の全部を開業時に投入せず一部を残し、できるだけ金融機関などから資金を調達することが余裕のある資金調達方法といえます。

医院といっても、一般の会社と変わりません。
資金がなければ、経営は成り立ちません。
資金繰りに奔走しているようでは、本来の行うべき、良質な治療もできなくなってしまいます。

資金に余裕があれば、経営の選択肢も広がりますし、心に余裕も生まれます。

とにかく、開業を思い立ったなら、できる限り自己資金を貯め、開業時には、できるだけ多くのお金を金融機関やリース会社などから調達することがポイントです。

また、自己資金の目安は総事業資金の2割ぐらいは貯めておきたいところです。
ビル診だと5千万~8千万円が総事業資金として必要なので、自己資金は1千万~1.5千万円を目安にしましょう。