リースのメリット・デメリット

リース利用のメリット・デメリット

リースのメリット

新規開業の際に医療器械の導入に当たりリースを利用する場合、金融機関からの借り入れによる購入と比較すると次のようなメリットが期待できます。

    1. 資金にゆとり
      高額な医療器械導入の際、リースなら多額の資金を用意する必要がありません。月々のリース料の支払だけで済むので、留保資金を増やすことができ、より効率の良い資金運用が可能となります。
    2. 100%の融資効果
      金融機関からの借入金で購入する場合は、導入医療器械代金の100%の融資を受けられないことがありますが、リースなら100%の融資と同じことになります。
      しかも、銀行の貸出枠に影響を及ぼしません。
    3. 機械設備の陳腐化の回避
      機械設備の将来の陳腐化を考慮し、経済耐用年数にあわせてリース期間を設定すれば、常に最新鋭の機種を活用できます。
    4. リース料は経費
      月々のリース料は、全額経費として処理できますから、購入した場合の減価償却と比較して、資金繰りの把握がしやすく、払った分だけが経費になりますので、分かりやすい取引です。
      購入の場合は、払った金額が1回で経費になるわけではなく、税法で定められた年数により、徐々に経費になります。
      従って、多額の現金支出を伴っているにもかかわらず、経費は徐々にしか計上できないジレンマが起こります。
    5. 経理業務が大幅に合理化
      機械設備の所有にともなう事務手続きは一切不要です。リース料の支払いだけで済みますから、経理業務が大幅に削減されます。

リースのデメリット

一方、自己資金や金融機関からの借り入れによる購入と比較して次のようなデメリットもあります。

  1. 特別償却が受けられない
    医療器械を購入した場合に特別償却(税法上の特典で、通常の減価償却より多くの金額を経費に出来る)が受けられる場合がありますが、リースの場合は受けることができません。(特定の医療機器はリースの場合でも税額控除は可能。)
  2. 中途解約ができない
    原則として、リースはリース期間の途中での中途解約は認められません。リースにより導入した医療器械がリース期間中に不要となった場合でもリース料は支払い続ける必要があります。
  3. 返済期間が短い
    リース期間は5年間程度である場合が多いですが、開業費用などの金融機関からの借入金で医療器械を購入した場合は10年を超える長期の融資期間で借りられることもあります。こうしたケースではリースは返済期問が短い分だけ月々の支払額が多くなりますので開業当初の資金繰りが厳しくなります。