机の引出しは誰のもの?

机の引出しは誰のもの?

院長先生が、本人のいない間に勝手に従業員の机を開けることって許されるのでしょうか?

従業員の立場としては、そんなことされたら「プライバシーの侵害!」と言うことになりかねません。

では、このプライバシーとは何でしょう?

プライバシーとは「個人が自己管理する情報を他人にみだりに公表してはいけないという権利。」です。

その精神は憲法第13条の幸福追求の権利に基づいています。
プライバシーの侵害は違法行為になります。

個人が他人に煩わされずに幸福を追求する権利は憲法上の権利であり、この権利はプライバシーの権利とも呼ばれ、人格権の1つであるとされています。

この権利は基本的にクリニック内においても尊重されなければなりません。

では、会社の机の引出しがプライバシーにあたるでしょうか?
会社の机は、従業員に仕事をするために貸し与えているだけです。
仕事をするための備品、道具です。

一応○○さんの机と決まっている場合は多いですが、やはり○○さんの持ち物ではありません。
本来なら会社に私物を持ってくるべきではありません。

最終的には引出しを開ける必要性や労使慣行などにより判断されることになります。

トラブルを避けるために前もって開けることがあるとの規定があれば尚良しでしょう。

ただ、私物を入れるために貸し与えられたロッカーなんかは勝手に開けると明らかにちょっとマズイのではないでしょうか?