なぜ税務調査が行われるの?
税務調査は、先生が確定申告で申告された所得金額が正しく計算されたものであるのかを確認するため、適正公平な申告納税を実現するために行われます。
極論すれば税務調査は、先生の申告の誤りを見つけ出し指摘して指導するためにおこなわれるので税務調査官は、例え本当の事でも、口頭説明だけで鵜呑みにする事はありません。
つまり、事実を証明する書類の整理が不充分だと、税務調査ではあらぬ疑いをかけられ、反面調査まで行われる場合があり、先生自身の信用やプライドを傷つけることにもなりかねません。
事実の立証責任は、先生の側にあります。
経理で最も重要なことは請求書、領収書等を整理保存する事と謂われる所以です。
税務調査は、法人だと3年~5年に一度の周期でおこなわれますが、闇雲に調査対象法人を選ぶのでなく申告に誤りがありそうな法人に目星を付けておこなわれます。
急激に売上が増えた医院、交際費が非常に多い医院、不動産等の大きな物件を購入した医院などいつもと違う活動があった医院等が対象としてリストアップされます。