税務調査は現金管理のチェックから

税務調査は現金管理のチェックから

窓口の現金売上は、税務調査の時に必ず調べられます。

税務調査では、現金管理が正しく行われているかどうかで、その診療所の経理処理の力量を判断します。

現金の管理が適切に行われていれば、その後の調査もスムーズに進むことが多いのですが、現金の管理がずさんだとほかの管理も同じだろうと思われ厳しくなります。

窓口収入は、日々、銀行に預け入れて下さい。

レジの中にある現金の合計額から、定額のつり銭を引いた残額が1日の現金売上金額です。

レセコンの売上集計表とレジ集計表と現金残高が一致していることを確認して、袋に入れてください。

一致してない場合はその原因を追及しその理由を日計表の備考欄等に書き留めておきます。

袋の現金は一切利用しないで、そのまま銀行へ1円単位で預入れて下さい。

毎日継続することにより預金通帳の履歴が、収入金額の正しさを証明してくれます。

複数の袋を用意して、1日ごとに窓口収入を分けて保管して下さい。

銀行への入金については、2~3日、最底でも1週間とまとめても構いませんが、通帳への付け込みは、袋毎に、日付順に行う様にして下さい。