領収書は正しくもらう
1.領収書の宛名
デパートや飲食店などからもらう領収書が、個人名義や上様名義の領収書の場合は、個人的な支出であると疑われます。
必ず診療所の正式名称で書いてもらいましょう。
事業用の支出である事を形式上、立証する為には、お店の方に正式な事業所の名称で宛名書きをしてもらう必要があります。
ただ領収書の宛名を、いちいち店員さんに説明するのは面倒です。
予め、このように書いてほしい診療所名の記入されたカードを用意して、支払時に提示すると便利です。
名刺で代用しても良いでしょう。
特に、法人成りした場合や、MS法人の領収書には、個人名義や上様名義のままの領収書が多い傾向にありますので、改善が必要です。
医療法人○○会、株式会社○○などと法人名でもらうようにしましょう。
2.領収書の日付の入っていない領収書
日付の入っていない領収書は、
- 家族で正月や、日曜祝日に食事に行った経費が含まれているのではないか?
- 医師仲間や他の方の支払った費用を経費に付けこんでいないか?
と疑われます。
従って、事業用である事を立証する為にも、領収書の日付は必ず記入してもらってください。
また領収書のお店の所在地が、自宅の近くの領収書、子供の学校の近所での領収書は、家事用の経費が含まれているのでは無いかと疑われます。
支払内訳に商品券での支払とされている領収書が含まれている場合、
- 経費に含まれている商品券を利用したのでは無いか?
- 他からもらった商品券を収入に挙げていないのでは無いか?
が疑われます。
二重経費の計上にならないように注意しましょう。