備品の保管場所に注意
経費計上している備品等の資産の所在について、診療所にある資産は原則として事業用、自宅にある資産は原則として個人用とみなされます。
調査時には、現物確認が行われます。
現物確認が行われる備品は、必ずしも高額な物品と限らず、温風ヒーター・ノートパソコン・CD・冷蔵庫まで確認される場合があります。
ゴルフウエア、ゴルフクラブ等の、個人的な所有物が経費に混入されていないか疑われます。
現物確認をした結果、自宅にある場合は否認の対象となり、経費性を主張する場合の立証責任は、納税者側にあります。
冷蔵庫やパソコンの使用状況(中身)まで確認を求められるケースもあります。
事業用として使用している物は診療所に保管し、自宅で仕事をするために購入したパソコンは、保存内容に個人的な内容が残っていないように注意しましょう。